トップページ > 戸籍はどこを見ればいい?
戸籍は大きく分けて、次の5つの項目で構成されています。
【現行の様式(横書き)】
【旧様式(縦書き)】
本籍欄には「本籍」の情報が記載されています。
本籍とは、戸籍が置かれている場所のことで、日本全国どこにでも自由に定めることができます。現住所とは関係がないので、現在住んでいる場所とは別の場所を本籍に定めている人も多いです。
本籍は、戸籍を請求するときに必要になる情報です。戸籍を請求するときは、号や番地を間違えず、正確に記入する必要があります。
「本籍」と「本籍地」の違い
本籍と本籍地、どちらも同じ意味で使われることがありますが、正確には、本籍は「戸籍のある場所」で、本籍地は「戸籍を管理する自治体」を意味します。
氏名欄には、戸籍の「筆頭者」の氏名が記載されています。
筆頭者とは、戸籍の最初に記載されている人のことで、戸籍の見出しの役割を持っています。
筆頭者は、戸籍を請求するときに必要になる情報です。戸籍を請求するときは、本籍と筆頭者で戸籍を特定する必要があります。
以前の戸籍制度では、筆頭者は戸主(こしゅ)と呼ばれていました。また、昔の戸籍では、氏名欄が「前戸主欄」になっていて、一つ前の戸主の氏名が記載されていることがあります。
戸籍事項欄には、その戸籍が作られた(または消除)された理由や年月日などの、戸籍そのものに関する情報が記載されています。
たとえば、
戸籍事項欄を見ることで、その戸籍が、いつからいつまでが記録された戸籍なのかを確認することができます。
戸籍に記録されている者欄には、戸籍に載っている人に関する次の情報が記載されています。
身分事項には、戸籍に記載されている人の身分関係の記録が記載されています。
身分事項欄を見ることで、戸籍に記載されている人が、いつからいつまで在籍していたかを確認することができます。
ひとつの戸籍にすべての身分関係が記載されているとは限りません。転籍や戸籍改製などで戸籍が新しく作られると、新しい戸籍に転記されない情報もあります(例:離婚、認知など)。